手続き

新姓・旧姓混在、新住所・旧住所混在の確定申告(電子申告)を行うための5ステップ

新姓・旧姓混在、新住所・旧住所混在の確定申告(電子申告)についてまとめました

今年も3月15日の確定申告期限まであと少し!

今回は新姓・旧姓混在、新住所・旧住所混在の確定申告(電子申告)についてまとめました。

といっても、実際には所得税の異動届出書を提出したぐらいで、一般の確定申告と特に変わりはないかと思います。

所得税の異動届出書についてはこちらの記事にまとめてあります。

新姓・旧姓混在、新住所・旧住所混在での確定申告に必要な書類と手続き

確定申告(電子申告)の5つのステップ

確定申告を電子申告するためには5つのステップがあると思います。

  1. 確定申告(電子申告)の事前準備:操作環境の準備、マイナンバーカードの準備、マイナンバーカードリーダの準備、利用者識別番号の取得など
  2. 確定申告関連の申請
  3. 確定申告書の作成
  4. 確定申告書の電子申告
  5. 納税手続

1. 確定申告(電子申告)の事前準備についてはこちらの記事にまとめてありますので良かったら読んでみてください。

新姓・旧姓混在での確定申告の電子申告準備と注意点!

続いて、2. 確定申告関連の申請ですが、これは納税に関わる様々な届け出を行うもののようです。こちらに一覧があります。

法人を営んでいたり、特殊な控除を受けたりする場合には重要そうですが、

私のように一般の給与所得者で個人事業主でも法人でもない場合には申請とはあまり縁がなさそうです。

問題は3番目から5番目のステップで、何を使うかということです。

e-Taxホームページを参照すると、

  • 確定申告書等作成コーナー
  • e-Taxソフト(WEB版)
  • e-Taxソフト(SP版)
  • e-Taxソフト

の4つがあることがわかります。

初めて確定申告書作成コーナーと聞いたとき、税務署の中にそういう机が設置されているのかと想像してしまいましたが、web上のページのことを指しています。

この、この4つそれぞれ同じ機能をもっているわけではありません。

一方で、確定申告書はクラウド会計ソフトなどでも作成できるようになっています。

給与所得者にはfreeeの確定申告書作成機能が断然良いと思っています!(ただ2018年3月10日現在、重要な留意点があるので、後述します)。

各ソフトの機能について、マルバツをつけてまとめるとこんな感じでしょうか。

(全ての機能を使ってみたわけではないので誤っていたらご指摘ください)

確定申告書関連の申請 確定申告書の作成 確定申告書の電子申告 納税手続
freee確定申告(スタンダードプラン) × ◎給与所得者にも使いやすい! × ×
MFクラウド確定申告 × × ×
やよいの白色申告オンライン × ◯給与所得者には使いにくい? × ×
確定申告書等作成コーナー × ◯所得税・贈与税・個人消費税 × ×
e-Taxソフト(WEB版) ◯「徴収高計算書」・「法定調書(給与所得の源泉徴収票等)」・「納税証明書の交付請求」 × ◯?.xtxファイルの送信は可能そう
e-Taxソフト(SP版) ×? ×?
e-Taxソフト(ダウンロード版)

ちなみに私は平成29年(2017年)分の確定申告書類を、freee確定申告で作成し、e-Taxソフト上で修正した後に提出、電子納付手続きしました。

ステップ3. 確定申告書の作成

このステップはクラウド会計ソフト(freee、MFクラウド、やよいの白色申告オンラインなど)を利用するか、確定申告書等作成コーナー、e-Taxソフト(ダウンロード版)を利用することになります。

なお、基本的に、給与所得者であれば確定申告書Aで良いのですが、

事業所得があって白色申告や青色申告をする場合、予定納税がある場合は確定申告書Bを作成します。

各書類に旧姓や旧住所が混ざっていても、基本的な書類添付は省略できるので、申請時点の新姓・新住所で確定申告書を作成するのみです。

ただし、住民税は1月1日時点の住所地で課税されるため、もし1月1日の住民票が別地であれば、「平成 年分の所得税及び復興特別所得税の確定(修正)申告書B(第一表・第二表)・分離課税用(第三表)…」の2ページ目右下に入力してください。

freeeでの作成

お勧めは、freee(スタンダードプラン)です。1ヵ月分無料とうたっているものの、月額利用でも1ヶ月分は料金徴収されるので、最低980円+税の利用料が必要です。しかし、それ以上に給与所得者にとって非常に利用しやすくなっています!

freeeの利点は下記と思っています。

  • 給与所得者の確定申告にも対応できる!
  • 24項目の質問事項に答えていくように入力することであとは自動計算・自動入力で申告書が出来上がる!
  • 雑所得に関する経費は、雑収入ごとに入力ができる。
  • 株、FX、仮想通貨などにも対応!適応税制の条項なども自動入力される!
  • 申告書をe-Tax用ファイルに出力できる。
  • 申告書をPDF出力できる。→紙での申告も可能

今話題の仮想通貨については、Keiryのように取引履歴を元に処理をしてくれる機能はありませんが、年額の合計を入力したら後は適切に確定申告書に反映してくれます。

*freeeでの確定申告の作成と注意点について詳しくは別記事にまとめてありますので参考にしていただければと思います。

freeeの確定申告機能を使った確定申告書作成と留意点

MFクラウド確定申告での作成

ちょこっと触ってみただけなので間違っているかもしれませんが…

比較的わかりやすいフォームに下記を入れていくのですが、収入・所得などの合計額を記載し、明細を別途入力する形になります。

そのため、自分で合計を別途計算して手入力しなければいけないのでしょうか?源泉徴収票が16枚届いている私にはそれが面倒に感じました。

  • 第一表で収入金額、所得金額、第二表で所得の内訳、雑所得などの内訳
  • 所得から差し引かれる金額
  • 税金の計算
  • 決算書入力(一般用)

利点は

  • 住民税の納付について詳しく入力できる
  • e-Tax用ファイルに出力可能

というポイントで、freee確定申告の留意点はカバーしています。

やよいの白色申告オンライン(確定申告機能)での作成

もともと使っていたクラウド会計ソフトなのですが、確定申告機能はまだ未完成に思えました。

給与所得者をあまり想定していないためと思いますが、

  • 屋号や業種を入れる必要がある。
  • 給料所得を分けて入れれない?
  • 事業所得以外の雑所得の入力法が分かりにくい
  • 確定申告書Bのみ対応

といったことが気になりました。もともと個人事業主が帳簿を1年間つけた上で作る確定申告書を想定しているようで、給与所得が複数ある場合にどうすれば良いのか困ってしまいました。

また雑収入と経費は、事業所得と分けて入れたいのですが、取引入力に入れるしかないのでしょうか?何らかの方法があるのかもしれませんが、私がみていた範囲では解決方法は見つかりませんでした。

総合して、給与所得が複数あったり、雑所得があったりする場合の確定申告には使えないと判断して断念しました。

確定申告書作成コーナーでの作成

所得税の確定申告であれば確定申告書作成コーナーで立派な申告書が無料で作れます。

下記の手順で進み、非常に多くの項目に細かく対応できるようです。

事前準備>所得税の確定申告書作成コーナー
申告書等の作成
>給与・年金のみ(A)、左記意外の所得(B)
>申告書の作成をはじめる前に e-Taxにより税務署に提出する。確定申告書類の様式ではない方が良いかも
>収入金額・所得金額入力
・総合課税の所得
事業所得(営業・農業)
不動産所得
利子所得
配当所得
給与所得
雑所得 公的年金等 その他
総合譲渡所得
一時所得
・分離課税の所得
土地建物等の譲渡所得
株式などの譲渡所得等
上場株式等に係る配当所得等
先物取引に係る雑所得等
退職所得
>所得控除入力
雑損控除
医療費控除
社会保険料控除
小規模企業共済等掛金控除
生命保険料控除
地震保険料控除
寄付金控除
寡婦・寡夫控除
勤労学生控除
障害者控除
配偶者控除
配偶者特別控除
扶養控除
>税額控除・その他の項目の入力
・税額控除(配当控除)
投資税額等控除
(特定増改築等)住宅借入金等特別控除
政党等寄付金等特別控除
住宅耐震改修特別控除
住宅特定回収特別税額控除
認定住宅新築等特別税額控除
災害減免額
外国税額控除
・その他の項目
予定納税額
専従者控除額の合計額
平均課税対象金額
変動・臨時所得金額
本年分で差し引く繰越損失額
>計算結果確認
>住民税・事業税に関する事項 住民税の徴収方法の選択
>住所・氏名等入力
申告書などの送信・印刷
終了

実際に使ってみましたが、問題は税務用語に慣れていない場合、自分の各申告内容をどこに入力すれば良いのか正確に分かりにくいという点です。(納税者の問題ですが…)

これで作成したものが正しいか心配であれば税理士さんと相談するべきでしょうね……。

e-Taxソフトでの作成

e-Taxソフトでは電子申告などに関わるあらゆる機能が盛り込まれているようで、膨大な機能の中から適切なものを選択していく必要があります。

また、必要な帳票を自分で選択する必要があるので、他の方法よりもさらにリスクが上がりそうです。

税務用語に慣れていない私は途方にくれてしまいました。

所得税だけであれば、クラウド会計ソフトの確定申告作成機能を使うか、確定申告書作成コーナーを使えば十分だと思います。

追加インストール:申告>所得税>平成29年分 *結構時間かかります
利用者ファイルの作成
暗証番号の変更
納税用確認番号の登録
電子証明書の登録
メールアドレス等の登録
秘密の質問と答えの登録
ログアウト
申告・申請等の作成と帳票の選択
平成 年分の所得税および復興特別所得税
所得の内訳書
社会保険料等に係る
雑損控除
寄付金の受領証等の記載事項
配当所得等に係る支払通知書の記載事項
平成 年分の申告書等送信表(兼送付書)
基本情報の登録 *1月1日時点の住所入力あり
帳票の編集

ステップ4. 確定申告書の電子申告

作成中の申告データは拡張子.wxtxがついています。

一方で、完成した申告データには拡張子.xtxがつきます。クラウド会計ソフトで出力すると.xtxがついています。

この申告データは、e-Taxソフト(WEB版)もしくはe-Taxソフト(ダウンロード版)から送信することになりますが、やはり微妙に機能が異なります。

.wxtxファイルの修正 .xtxファイルの修正 .xtxファイルの送信
e-Taxソフト(WEB版)
e-Taxソフト(DL版)

こんな感じだと思います。

クラウド会計ソフトで出力してくると.xtxファイルになっているはずなので、提出する前にe-Taxソフト(ダウンロード版)で「作成>申告・申請等」で該当のファイルを開いた後、すくなくとも下記の点を確認・修正することをおすすめします。

  • 「基本情報変更」で個人番号を入力する
  • 「基本情報変更」で還付銀行口座が入力されていること
  • 「平成 年分の所得税及び復興特別所得税の確定(修正)申告書B(第一表・第二表)・分離課税用(第三表)…」の2ページ目右下、「住民税の徴収方法の選択」が入力されていること

その他、一通りの記載事項を確認した上で、電子署名を付与し、送信すると良いと思います。

.xtxファイルを確認せずに送信するだけならWEB版でも良いのでMacでもここまで終了できますが、やはり出来上がった書類は事前に確認するべきで、Windowsでのダウンロード版利用が必要になってしまうと思います。

なお、一度提出したものを修正する場合は再度送信すれば良いようです。申告期限内であれば、特に税務署への連絡は要らないそうです(情報ソースはこちら)。

ステップ5. 納税手続

確定申告が電子申告できた後は、納税手続きです。

e-Taxウェブサイトに説明がある通り、

が必要です。ダイレクト納付を行うためには、振替納税とは別の「国税ダイレクト方式電子納税依頼書 兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」を事前に提出する必要があります。

私は、e-Taxソフト(ダウンロード版)を使って電子納付手続を済ませ、インターネットバンキングを使って電子納付を行いました。

確定申告に関する他の情報はこちら

旧姓・旧住所が混在する場合の確定申告

新姓・旧姓混在、新住所・旧住所混在での確定申告に必要な書類と手続き

確定申告を電子申告するための事前準備

新姓・旧姓混在での確定申告の電子申告準備と注意点!

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会計freeeの確定申告機能を使った確定申告書作成と留意点

freeeの確定申告機能を使った確定申告書作成と留意点

まとめ

今回は新姓・旧姓混在、新住所・旧住所混在の確定申告(電子申告)についてまとめました。

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