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訃報 夫婦別姓訴訟またも棄却

夫婦別姓訴訟またも棄却

サイボウズの青野社長らがおこしていた夫婦別姓訴訟ですが、2019年1月25日の東京地裁判決で棄却されてしまいました。

直接関わることはなかったものの、今回の判決にはやはり失望感を禁じえません。

青野社長は控訴するお考えなのでしょうか?

問題は立法府や行政府にあるのでは?

この判決、司法の問題なのでしょうか?

司法は現行の法律に基づいて判断をする場なので、2015年の最高裁判決と同様に合憲とするのも無理はないのかもしれません。

むしろ、三権分立で司法は立法を監視する立場にもあるわけで、そこで「国会での議論を」と指摘していたことに反応していない立法府や行政府の問題が大きいと感じています。

働き方改革という言葉が世の中では飛び回っていますが、現行法の中で懸命に働いている旧姓族の人たちにも自由な働き方を実現してほしいものです。

医師の立場では、2019年1月1日から医師免許証や麻薬施用者免許などに旧姓併記が可能になったことは一歩前進です。これで医師会の医師資格証などに頼らずとも旧姓と新姓のつながりを証明することができます。

しかし、現実的には保険医登録票が旧姓併記に対応していないため、都道府県境を越えて異動したときに新姓になってしまうという大きな問題点が残っています。このため、旧姓での業務継続ができなくなってしまうのです。

保険医登録の旧姓利用の手続きと落とし穴

一つ一つの細かい点を施行規則などで修正をするのではなく、選択的夫婦別姓制度の導入を検討するなど、抜本的な対策をこれからも求め続けていきたいと思います。

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